灰に帰す無意味な焦土で君の瞳を想う永遠の完成【RJ01616181】【田村十百朗】

灰に帰す無意味な焦土で君の瞳を想う永遠の完成

灰に帰す無意味な焦土で君の瞳を想う永遠の完成 のエロシーン 見どころ

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灰に帰す無意味な焦土で君の瞳を想う永遠の完成の作品情報

灰に帰す無意味な焦土で君の瞳を想う永遠の完成の口コミ評判レビュー

未来の破滅を回避するために貴公らが支払うべき生存の対価

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【収録内容】
灰に帰す無意味な焦土で君の瞳を想う永遠の完成.mp4
(再生時間:約 38分 12秒)
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ただひたすらテキストが流れ続ける無骨な動画である。
イラストも音声もない。※冒頭5分間の無料サンプル(文字列にぼかし)有り

何を隠そう、この物語は、すべて、フィクションである。

今日もまた、一通の通知も届かない。画面の隅に表示された「販売数:0」という数字は、もはや私の網膜に焼き付いた不変の真理のようだ。この数年間、私は心血を注いで「あの時代」の地獄を書き続けてきた。空襲で親を失い、妹の痩せ細った手を引いて、焼け跡に落ちた腐った芋を貪り食ったあの理不尽。軍靴の音に怯え、大人たちの狡猾な視線から逃げ回った少年の絶望。それこそが真実であり、高潔な文学であるはずだ。

しかし、ランキングの上位を占めているのは、軽薄な色恋沙汰や、現実逃避のための空想ばかりである。ふと、数日前に発表された人気作家の新作あらすじを読み、私は戦慄した。主人公が孤独の中で妹を守り抜くという設定――これは間違いなく、私が三年前、誰にも見向きされなかったあの作品から盗用されたものだ。あいつは私の、あの「隠れた名作」をどこかで見つけ出し、その核心にある魂を掠め取ったに違いない。そうでなければ、これほどまでに設定が合致するはずがないのだ。いや、わかっている。世の中にありふれた設定だという反論は容易い。だが、そう思わなければ、私の歩んできたこの数十年が無価値な空白になってしまう。盗まれたのだ。そう信じることでしか、私は自分の創作の価値を証明できない。

盗作に手を染めるような卑しい輩を軽蔑する一方で、私はその影に隠れて膝を突き、彼らが手にする莫大な富と称賛を羨望の眼差しで見つめている。私はさらにその下の、泥の中に沈んだ卑小な存在だ。SNSで「今月の収益が七桁を超えました」と報告し、フォロワーと馴れ合う彼らは、もはや表現者ではなく商売人である。あんなものは創作ではない。だが、その言葉を吐く私の指は、自分を認識すらしていないサイトの検索窓に、何度も自分のペンネームを打ち込んでいる。なぜ検索に引っかからない。なぜ私の新作は新着一覧からすぐに消える。これはサイト側が意図的に私を冷遇している証拠だ。いわゆるシャドウバンというやつだろう。私の真実が、あまりに鋭利すぎて、運営にとって不都合だから排除されているのだ。そうでなければ、この完璧な推敲を経た傑作が、閲覧数二桁で止まるはずがない。どうか、そういうことにしておいてほしい。私の実力が足りないのではなく、世界が私を恐れているのだと。

深夜、狭く薄暗い自室の風呂場で、私は湯気に包まれながら独り言を漏らす。「いやー、最初の数年は本当に鳴かず飛ばずでして。誰にも理解されない時期が一番辛かったですね」と、私は架空のインタビューに答えている。大ヒットクリエイターとして、成功の秘訣を淡々と語る私の姿は、鏡の中ではあまりに誇らしい。10万部を突破したあの日、世界が私に平伏したあの瞬間の悦びに、私は確かに浸っている。ふと我に返り、カビの生えた壁と、散乱した書き損じの原稿を見渡したとき、心臓を鷲掴みにされるような惨めさが襲う。それでも私は、記憶を書き換えることをやめない。かつて一桁だけついた「スキ」の通知は、あれは数ではなく、一人の熱狂的な信者が魂を削って捧げた賛辞だったはずだ。あの数字こそが、私の才能が爆発する予兆だったのだ。

現実の私は、月の売上が数千円にも満たない。それなのに、私は明日にも訪れるであろう「爆発的なヒット」に備えて、専業作家になった後の確定申告の手順や、節税対策を熱心に調べている。領収書を整理し、経費の計算をシミュレーションしている時間だけが、私にとっての「現在」だ。執筆中の原稿に向かうときよりも、大ヒットした未来の自分がインタビューに答えているときの方が、よほど生々しい実感を伴っている。今の私は、まだ世間に見つかっていないだけの巨匠なのだ。

本当は、自分が書いているものが、誰の心にも響かない独りよがりの恨み言に過ぎないのではないかという疑念が、深夜の静寂に紛れて首を絞めにくる。私の戦争はまだ終わっていない。妹を救えなかったあの日の無力感と、誰にも選ばれなかったこの老後の無力感が、重なって消えない。私はただ、自分の人生に意味があったと、誰かに、あるいは神に、嘘でもいいから肯定してほしいだけなのだ。私がこれまで費やした膨大な時間は、決して虚無ではなかったと。そうであってくれなければ、私は明日、ペンを握る理由を失ってしまう。

この度、以前に発表して以来、ただの一度も波紋を広げることのなかった短編小説を、不本意ながらも安価に設定して再び世に問うことにした。本来であれば、この崇高な記録は広く遍く読まれるべきであり、無料配布という形で世に放つことも検討した。しかし、私にはそれだけの余裕がない。日々の糧を得るのにも事欠く困窮が、私の矜持を削り取っている。金が欲しい。その剥き出しの欲望を肯定しなければ、私はこの枯れ果てた畳の上で野垂れ死ぬのを待つだけになってしまう。

今回のテーマもまた、私の一貫した主題である「私の戦争体験」だ。断っておくが、この物語は完全なるフィクションである。登場人物も、その凄惨な末路も、すべては私の脳内で構築された架空の出来事に過ぎない。私の実人生とは何ら関わりのない、純然たる創作物だ。だが、たとえ虚構の形式を借りていようとも、私はこの戦争体験という重荷を未来に語り継ぐまで、自らの幕を引くことは許されない。それは義務であり、呪いでもある。

もしこの作品がまたしても売れないようなことがあれば、それは単に私一人の生活が立ち行かなくなるという個人的な災厄に留まらない。それは、過去の痛みを忘却しようとする現代社会そのものの精神的な欠陥であり、未来の人々にとっても等しく災いとなるだろう。価値ある言葉を黙殺する世界は、いつか必ずその報いを受けるはずだ。そう信じることでしか、私は自分の無力さを直視することができない。

もちろん、このように居丈高に振る舞いながら、心の底では冷徹な自覚が私を嘲笑っている。世界を憂うような言葉を吐きながら、結局は数百円の硬貨を喉から手が出るほど欲している浅ましさ。自分の作品が拒絶されることを、社会の退廃のせいにすり替えている私の卑怯さ。私は、あの日焼け跡で他人の目を盗んで泥棒を働いたあの時よりも、さらに下の、救いようのない深淵に沈んでいる。

どうか、そういうことにしておいてほしい。私のこの執筆活動が、単なる老人の妄執や金銭への執着ではなく、人類にとって必要な「継承」であるのだと。画面の向こう側の誰かが、この安っぽい値札のついた「私の戦争体験」に一筋の真実を見出してくれることを、誰にともなく願わずにはいられない。そうでなければ、私はこの虚構の海で溺死するしかないのだから。